ポルカドットがオワコンって本当?最新情報から将来性とリスクを解説

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ポルカドットがオワコンって本当?最新状況から将来性とリスクを解説

最近、「ポルカドット(Polkadot)はもうオワコンなのでは?」という声をよく見かけます。
SNSや掲示板でも、「結局イーサリアムやソラナに押されて存在感が薄れてきた」といった意見がちらほら。

でも、本当にそうなのでしょうか?

この記事では、ポルカドットの最新状況・技術アップデート・価格動向・将来性を踏まえて、
「本当に終わっているのか、それとも復活の余地があるのか」をわかりやすく解説します。

ポルカドットは本当にオワコンなのか?

ポルカドットは、複数のブロックチェーンを相互につなぐ仕組みを持つプロジェクトです。

ただ価格が上がらない時期に差しかかかっているため、ポルカドットは将来性がないと言われているのも事実です。


「リレーチェーン」と呼ばれる中核ネットワークを中心に、
「パラチェーン」と呼ばれる複数のチェーンが並列稼働し、それぞれが異なる役割を担っています。

つまり、“ブロックチェーン版のインターネット”を目指しているのがポルカドット。
その構想は今も健在ですが、2025年現在、やや停滞感が漂っているのも事実です。

では実際に、どんな状況なのでしょうか。

価格と時価総額の下落

2023〜2024年にかけてDOT(ポルカドットのトークン)価格は大きく下落しました。
2025年7月時点では3.33ドル前後。ピーク時からおよそ70%以上の下落です。

時価総額も540億ドルから150億ドルまで縮小しました。
ただ、直近30日間のボラティリティ(価格変動率)は8%前後と、
大型アルトコイン並みに落ち着きを取り戻しています。

つまり、暴落というより“冷静な整理局面”に入ったと言えます。

開発者とコミュニティの現状

開発者数は前年比で14%減少しましたが、依然として1,000人超と業界上位をキープ。
特に中核チーム「Fellowship」のメンバーは倍増しており、技術基盤の整備はむしろ進んでいます。

コミュニティの規模も健在で、TwitterとDiscordを合わせて約150万人
ただし、Parity社の人員削減や資金使途をめぐる議論があり、内部的な課題も残っています。

地域的には、これまで主軸だったヨーロッパに加え、南米・アジアからの開発者が増加。
多極化が進み、グローバルなプロジェクトとしての広がりを見せています。

ネットワーク性能はむしろ進化中

2024年のアップデート「Asynchronous Backing」でブロック生成が並列化され、
リレーチェーンの平均ブロック時間は約6秒に短縮。
テスト環境では143,000TPS(1秒あたりの取引件数)を記録しました。

ステーキング率も約52%と高水準で、ネットワークの安全性は維持されています。
つまり、“中身”の部分では依然として健全に進化しているということです。

ポルカドットの価格はいつ上がる?

ここからは、ポルカドットの価格動向を左右する3つのポイントを見ていきます。

① Fear & Greed指数(市場心理)

現在のFear & Greed指数は「極度の恐怖」ゾーン。
過去データでは、この水準から1年以内に価格が反発する傾向があります。

金利や景気など外部要因も絡みますが、
市場心理としては“売られすぎ”の状態にあると言えます。

② 新しいバーンの仕組み

2024年9月に導入された「Agile Coretime」という仕組みでは、
パラチェーンがリソースを使うたびに支払ったDOTが自動的にバーン(焼却)されます。

これまでに約270万DOTがバーン済み
需要が増えるほど供給量が減るため、価格を押し上げる効果が期待されます。

③ JAMとElastic Scalingによる需要拡大

新システム「JAM(Join-Accumulate Machine)」により、
リレーチェーン上で直接スマートコントラクトを動かせるようになります。

さらにElastic Scaling(弾力的スケーリング)により、
ネットワークの混雑に応じてパラチェーン数を自動的に増減。

これにより、開発者がより手軽にポルカドットを利用できるようになり、
トークン需要の拡大が期待されています。

AIによる価格予測

AI分析サイトでは、2025年末から2026年前半にかけての価格を
おおむね4〜7ドルのレンジで予想しています。

サイト2025年末予想価格
CoinCodex$3.7〜$3.9
Changelly$3.6〜$3.9
Kraken AI$3.78
InvestingHaven$4〜$13.9

強気シナリオでは8ドル突破の可能性もある一方、
規制遅延や競合台頭による停滞リスクも残っています。

ポルカドットは将来性ない?

結論から言うと、ポルカドットはオワコンではないが“静かな再構築期”にあります。

開発者数は依然としてトップ10圏を維持し、
Substrateフレームワークを用いた新規プロジェクトも増加中。

2025年には「ポルカドット2.0」として、
JAMによる柔軟なスマートコントラクト機能の拡張が進んでいます。

開発者が増えれば、自然とエコシステムが広がり、DOTの利用も増加します。

競合チェーンとの比較

チェーンセキュリティ方式開発者数(2024年)処理性能(TPS)
Polkadot共有セキュリティ約1,000人約143,000(テスト)
Cosmos独立型IBC約800人約10,000
Solana単一チェーンPoH約2,000人約50,000(実測)

Solanaは高速性が強みで、Cosmosは自由度が高い。
一方、ポルカドットは“ネットワーク全体でセキュリティを共有できる”ことが最大の特徴です。

開発言語の自由度も高く、新規開発者が参加しやすい環境が整っています。

今後のリスクと課題

・価格低迷による投資家離脱
・開発者流出(EVMチェーンへの移行)
・運営コスト増加による財務圧迫

特に2024年の支出は前年の3倍にあたる1.29億ドル
中でもマーケティング費が約8,700万ドルに達し、費用対効果が疑問視されています。

ただし、ガバナンスV2への移行で意思決定が分散化され、
透明性が高まっている点はポジティブ要素です。

まとめ:ポルカドットはまだ終わっていない

価格や注目度だけを見ると「ポルカドットはオワコン」と言われるのも理解できます。
しかし、技術開発・ネットワーク性能・開発者数という“中身”を見ると、
むしろ今は再スタートの準備期間にあると言えます。

新しい仕組み(Agile Coretime、JAM、Elastic Scaling)が本格稼働すれば、
DOTの需要が再び増加する可能性があります。

結論としてはこうです。
ポルカドットは衰退ではなく、次のフェーズへ向かう途中段階。

「終わった」と言い切るには、まだ早すぎます。

記事URL

https://nanndemo-note.com/polkadot-has-no-future/

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